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Vanguard Industries - MOFLIN

 

「触れる場」の重要性:クラウドファンディングとb8ta出品を並行展開し、6,500万円の支援金を達成したAIペット型ロボット

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MOFLIN(もふりん)は、まるで本物のいきもののような、もふもふした愛らしさを持つAIペット型ロボット。柔らかく、あたたかな毛皮に可愛らしい鳴き声と仕草で本物の生き物と触れ合っているかのような気持ちにさせてくれる。
独自のAI技術を活用することで、実際の生き物のような感情を再現しており、接し方によってMOFLINの性格も変わってくる設計になっている。世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2021」では、デザインや機能性が優れた製品・サービスに贈られる「ベスト・オブ・イノベーション賞」をロボティクスカテゴリーで受賞した。

MOFLINを開発したVanguard Industriesは、2016年6月に日本で設立されたハードウェア・スタートアップ。メーカーや研究機関との連携によるプロジェクトを展開しており、MOFLINはカシオ計算機株式会社が企画、開発した技術やノウハウを用いて開発されたという。

 

b8ta出品と同時期に、Kickstarterにて6,500万円を調達。
ロボットカテゴリーでは歴代トップ10の実績

b8ta日本オープン時から、継続的に出品いただいているMOFLIN。b8ta出品と同時期に、世界最大規模のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にてプロジェクトを展開し、50日間で約6,500万円の支援を集めることに成功した。その支援金額は、同サイトのロボットカテゴリーでは歴代トップ10に該当する実績という。Kickstarterを利用している約9割は海外からの支援者(バッカー)だが、MOFLINに限って言えば、一時は約6〜7割を日本人が占めていたという。目標支援金額の大幅達成と日本での認知拡大に成功した理由は、b8taという「触れる場」の有効活用にあった。

 

 

b8taはオフラインでのニーズ検証の場

Vanguard Industries代表取締役 山中氏によるとb8ta出品の目的はオフラインでの潜在顧客層の把握やニーズ検証だったと言う。
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Vanguard Industries代表取締役 山中聖彦 氏
 
 
”b8taへの出品では、MOFLINにどういう属性の人が興味を示しているのか、購入を検討しているのかといったデモグラフィック情報が取得できる点が魅力だと感じていました。
また、リアルな場で商品に触れてもらえる機会を提供することができ、b8taを起点に商品の認知拡大・購入に繋がることを期待していました”
 
オンラインでは、Kickstarterを活用し情報感度の高い層にアプローチし、オフラインではb8taへの出品を通じてガジェット関心層へリーチすることを想定していたという。

また、「売ることを主目的としていない店舗」というb8taの特徴ゆえの効果も表れている。
「買わない理由」という従来の小売店では収集することが難しかった情報も得ることができ、今後のマーケティングや商品開発への活用が期待されている。
 
“b8ta出品のメリットとして強く感じているのは、”お客さんが商品を買わなかった理由”を知れることです。非購入者の意見は商品をアップデートする上でとても参考になります。お客さんの商品に対するリアルな声を吸い上げ、企業にフィードバックする。これはb8taが販売を主目的にしていない店舗だからこそできることだと思います

 

b8ta出品を通じた、大型メディア露出&想定外のターゲット層から問い合わせが急増

”b8taへのメディアからの注目度が高く、テレビやwebメディアなどの取材でMOFLINにも注目していただける機会が増えました。結果として、ターゲットとして想定していなかったご年配の方から購入したいと言う問い合わせが入ったりと、幅広い年代の方に商品を知っていただくことができました。”
 
実際に、朝の情報番組「スッキリ!」でb8taの店舗取材とともに紹介された際には、MOFLINがTwitterでトレンド入りし多くの注目を集めた。

b8taでプロダクトに「触れる場」を用意することで、潜在顧客やガジェット関心層の購入意欲を増進させるだけでなく、PR効果や想定外のターゲットからの問い合わせにもつながっている。

クラウドファンディング期間が9月末に終了した後も、b8ta店頭にて継続して展示がされていたこともあり、1000件以上の予約に関する問い合わせにつながっているという。
 

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【b8ta活用でのビジネスへの波及効果まとめ】

  • b8ta出品と同時展開することで、Kickstarterで50日間で約6,500万円の支援を集めることに成功。その支援金額はKickstarterのロボットカテゴリーでは歴代トップ10に該当する実績。
  • b8taの店舗取材時にMOFLINが度々フィーチャーされ、TVをはじめ大型メディア露出を多数獲得。Twitterでトレンド入りするほど大人気に。
  • b8ta出品を通じてターゲットと想定していなかった層からの問い合わせが増加し、顧客層の幅の拡大につながった。
  • クラウドファンディング期間が9月末に終了した後もb8taへの出品を継続頂いたことで、問い合わせなどが続き、1000件以上の予約に関する問い合わせにつながった。