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Dolby Japan株式会社

Dolbyの技術でエンターテイメントをより楽しめるというメッセージを発信


Dolby Laboratoriesはアメリカ・サンフランシスコに本社を持つ世界をリードするエンタテインメントテクノロジーカンパニー。映画やドラマ、音楽、ゲームなど様々な分野に、音と映像のエンタテインメント体験を提供しています。

2023年9月22日(金)から10月31日(火)までの約1ヶ月半、b8ta Tokyo - YurakuchoでDolby 技術を体験できるポップアップイベントを開催しました。

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今回は、その日本法人であるDolby Japan株式会社の金重聡一郎氏と齊田 智輝氏に、マーケティングの場としてなぜ体験型ストアb8taを選んだのか、b8ta出品中にどのような効果を得たのかを伺いました。

 

b8ta活用の目的

  • 新たなオフラインのタッチポイントの提供
  • 第36回東京国際映画祭との連携
  • Dolbyの技術でエンターテイメントをより楽しめるというメッセージを発信
  • SNSでのキャンペーンを実施して認知拡大を目指す

 

課題

  • 市販される4Kテレビやサウンドバーをはじめとするオーディオ機器、スマートフォン等様々な機器がDolby技術に対応している中で、⽴体⾳響技術Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)とHDR 映像技術Dolby Vision®(ドルビービジョン)を意識して体験できる場所が少ない
  • Dolbyの認知度は高いが、具体的にどういった技術なのか消費者に伝えきれていない。
  • 今後Dolbyからの情報発信をする上で、SNS上での裾野を広げたい

 

効果

  • 近隣の量販店様とも連携し、b8taで体験したお客様が量販店で購入する、量販店でチラシやPOPを見たお客様がb8taに体験にやってくるといった動線が作れた。これにより量販店の販売員様にもDolby技術をアピールできた。
  • イベントに連動したInstagramキャンペーンで多くの新規フォロワー様を獲得。フォロワー増加数:+3,870名今後のイベント開催時のモデルケースになった

 

[お話を伺った方]

Dolby Japan株式会社

マーケティング部 部長

金重 聡一郎氏 

Dolby Japan株式会社

ライセンス&エコシステム マネージャー

齊田 智輝氏

 

まず、貴社のご紹介をお願いします。

「Dolbyは、ドルビーラボラトリーズという名称からも分かるように、音声や映像、デジタルエンタテインメントに関する研究や技術を提供している企業です。映画館でDolbyのロゴを見たことがあるといった方は多いかもしれませんが、実は多くの家電メーカー様にもDolbyの技術を採用いただいております。例えば市販のテレビやパソコン、スマートフォンなど、私たちの日常で広く使用されているデバイスでDolbyの技術が利用されています。」

 

今回、b8taにご出品いただいた背景は?

「10月に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催された第36回東京国際映画祭にスポンサーとして参画することになり、映画に代表されるエンターテイメントをもっと楽しむための情報発信ができないかということを考えました。その中で実際に体験できる場をと計画し、b8ta Tokyo  - Yurakuchoが立地的にベストだったので決めました。b8taでは、Dolby技術に対応したテレビやパソコン、スマートフォンなどの機器を使ってDolby 技術の違いを体験してもらう環境をご用意しました。また、近隣の量販店様と連携したり、オンライン(SNS)とオフライン(イベント会場)を連携させたInstagramのキャンペーンを実施しました。」

 

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 Instagramのキャンペーンに関して詳しく教えてください。

「まず、メインターゲットを以下に定めました。

  1. Dolby の事をまだあまり知らないような潜在層の方 
  2. 家電や電子機器に興味関心は比較的高いが、Dolby技術対応製品についてはまだあまり知らない方 
  3. b8taでの体験イベントを知らない方/ イベントへ行くかどうか検討中の方 

そこで、2種類のキャンペーンを実施しました。

一つは、SNSで実施した『ポップアップイベント開催記念 豪華家電製品プレゼント キャンペーン』、もう一つは、b8taのリアル店舗で実施した『Dolby公式Instagramフォローでオリジナルグッズ/オリジナルステッカー プレゼントキャンペーン』です。」

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具体的な成果や影響はありましたか?

「過去弊社が実施したキャンペーンと比較しても非常に良い結果を残せたと思います。Instagramは前年に公式アカウントを立ち上げてまだフォロワー数は多くなかったのですが、今回のイベントで非常に多くの方にご参加いただき、多くの新規フォロワー様も獲得できました。具体的には、当初1,200名の増加を目標としていましたが、結果的に3,870名の増加となりました。」

 

成功した要因はどのように考えていますか?

「全体として、今回のキャンペーンは『オフラインからオンライン』『オンラインからオフライン』の導線の設計がうまくかみ合ったキャンペーンとなりました。結果、 Instagramのフォロワー数の増加及び b8taのイベントへの来客者の増加に繋げられた効果的なキャンペーンであったと考えています。

今回のキャンペーン数値の伸びについて、豪華景品を用意した点やb8taさんのアカウントで配信頂いたのもひとつの大きな要因であると考えられるものの、日時で毎日100 名前後のフォロワーがコンスタントに伸びていた点を鑑みると、オンライン上だけではなくオフライン上からもしっかりとフォロワーや参加者の獲得が出来ていたと考えられます。 」

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b8taで収集したデータは今後活かせそうですか?

「年齢や性別によって、Dolbyに対するイメージに違いがあることがわかりました。たとえば、男性の方がより技術的な興味を持っている可能性が高く、若い世代ではApple MusicやAmazon MusicでDolby Atmosを採用いただいていることから音楽でのイメージが強いことが分かりました。Dolbyのブランド認知度を向上させるためには、お客様のリアルな声を活用していくことが重要だと考えています。」

 

今回の出品を通じて得た新たな発見や気づきはありましたか?

「お子様連れのお客様も多く、特に子供たちが楽しんでいる様子が印象的で、今まで以上に広い年齢層に対するニーズがあることを感じました。

また、当キャンペーン及びポップアップイベントを通じて、DolbyやDolby対応製品の認知及び理解促進に寄与できた期間と考えられるため、今後のイベント等の開催の際にも、今回のような形式を参考にしていけるモデルケースになったと考えています。」

 

b8taに出品するメリットについて教えていただけますか?

「コロナの影響でオンラインイベントが増えた中、実際の店舗でのエンタテインメント体験が重要であるという認識から、b8taのコンセプトが非常に良いと感じました。当然立地条件も重要です。また、店内で音を出して映像技術を直接体験してもらうことができ、リアルな空間で効果を実感してもらえる点が大きなメリットでした。」

 

b8taに期待することや今後の展望はいかがでしょうか。

「例えば箱型の部屋を設けるなど、音を最大限に大きく出せるより没入感ある体験ができる区画があると嬉しいです。より多くの方に楽しい体験を提供できるよう、特に音響機器やテレビを販売するパートナー企業にとっては、より多くの選択肢があると良いと思います。」