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株式会社A-Stage /「Re・De Pot(リデ ポット)

 

試食体験の場を通して製品の魅力を訴求するA-stage
b8taの活用方法とは?

デザイン家電を通じて豊かなライフスタイルを提案する株式会社A-Stageは、暮らしをリ・デザインする新ライフスタイルブランド「Re・De(リデ)」より、“たった25分で「毎日特別ごはん」”をテーマに、ごはんのあたらしいカタチを提案する電気圧力鍋「Re・De Pot(リデ ポット)」をb8taに出品している。

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電気圧力鍋「Re・De Pot(リデ ポット)」
今回は同社代表取締役の藤岡氏とマーケティング企画部の國井氏に、b8taを利用したきっかけから、b8ta活用によるビジネスへの波及効果、取得したデータの活用方法について話を伺った。

「Re・De は、2019年に立ち上げたブランドです。b8ta出品の背景は、b8taのRaaS(Retail as a Service = サービスとしての小売)の概念を知ったときに、弊社製品のコンセプトと合致する部分が非常に多いなと感じたからです。元々大手家電量販店に出品していたのですが、実際にb8ta店舗に伺った際に、しっかりとスペースを取って、丁寧に製品やサービスを扱って下さっていると感じました。こういう空間で商品をしっかりと紹介してもらえれば、ブランド戦略やマーケティング戦略の観点からみても大きく寄与してくれるのでは、と思い出品を決めました。」と藤岡氏。
 
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株式会社A-Stage 代表取締役 藤岡氏
 
「ビジネスへの波及効果としては、ライフスタイルを中心とした雑貨店からの問い合わせがb8taへの出店をキッカケとし大きく増加しました。今後流行りそうな商品をいち早く取り扱う事を強みとされているため、トレンドに敏感なライフスタイル感度の高い店舗からの興味を引いたきっかけになったのではないかと感じています。メディアの露出があったりと他の要因も相乗しているかもしれませんが、全体的な数字として問い合わせ件数は20%程増加しました。」
 
店舗で試食体験を提供できることがb8taの強みであると國井氏は分析する。
 
「Re・De Potは、実際にご飯を炊いて食べてみて、改めて良さがわかる製品です。コロナ情勢でメーカー側が主立って試食を実施することが難しい状況で、定期的な試食体験の場を用意していただけるのはb8taだけです。」
 
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b8ta Tokyo - Shibuyaでの試食イベントの様子
 
 「体験イベントを通して、お客様から家で炊飯するご飯よりも美味しいという声をいただけたりします。自分たちが自信を持って売っている部分を、実際に食べて納得していただいた方からコメントしてもらうことによって、製品の魅力をより確信できるようになりました。お客様が試食を通して初めて製品に興味を持って、購入検討の段階に上がるというストーリーは今なかなか量販店では叶いません。イベントでは紅茶シロップを作る体験会を行うなど、既にRe・De Potをお持ちの方でも「こんな使い方があったんだ」と驚いていただくこともあります。」

b8taへの出品を通して衝撃を受けたことについても言及。

「想像以上に電気圧力鍋「Re・De Pot(リデ ポット)」の認知が世間に広がっていないことが分かりました。テレビやWeb記事で紹介いただいたり、量販店に並べていただいていたりするのですが、b8taで取得したアンケートを確認するとRe・De Potを「知らない」というお客さんがほとんどで、すごく反省しました。」

「b8taさんとご一緒させていただいて、弊社が元々狙っていたターゲット層以外にも幅広い層に対しリーチができたので、お客様の幅も大きく広がりました。「こんな製品があったんだ」「もっと早く知っていれば先にRe・De Potを買っていたのに」といった真っ直ぐなお声をいただくと特に嬉しいです。」

b8taで取得したデータについては、SNS投稿のクリエイティブや商品開発のフィードバックに反映。

「デザインに関しては料理を中心に打ち出していましたが、製品をしっかり見せていく方向にシフトしました。結果として、数値の改善、エンゲージメントの向上に繋がりました。商品開発に関しては例えば、取手が浅い、ふたの開け閉めがしにくいなどの声をアップデートに繋げています。」

b8taに出品するメリットは、「一番の理由はブランド価値を向上させることに直結するから」と藤岡氏は言う。商品の展示の仕方、b8taテスターの説明のレベルが素晴らしく、他では真似ができないという理由。

「Re・De Potを知らなかったけれど「b8taで体験したら気に入ったので購入したい」と言ってくれる方の割合が多く、そこからどう購買行動まで繋げていくかが課題です。クーポンやノベルティの配布だけではなかなか響きにくいと実感することもあり、b8taに足を運ぶ方は金額どうこうではなく、機能や体験、叶えられるライフスタイルなど、製品から提供される価値に対してどれだけ意味を感じるかに重きを置いているように感じています。そこにうまく訴求できるよう、今後も生かしていきたいと思います」と國井氏。

藤岡氏は今後b8taには「店舗をもっと増やしてほしい」と求めている。

「今後新しい製品を販売する際にリアル店舗のタッチポイントにしていきたいですね。製品開発に関して、生の声をもらえる場としてb8taは非常にありがたく、我々のようなモノづくりをしている企業を支える役割を担っていってくれるのではないかと考えています。あとは、「売ることを主目的としない店舗」のコンセプトは残したまま、販売を促進する仕組みがあれば、なお嬉しい。b8taはお客さんとの繋がりが深いことが圧倒的な強みと感じているので、その強みを活かす仕組みがあると小売業界でより大きなイノベーションを起こせるのではないかと感じます」