コンテンツまでスキップ

株式会社ANDART

 

狙い通り投資に興味がある方の来店を叶えた

「アートの小口投資プラットフォーム」ANDARTは

なぜ、出品の場としてb8ta を選んだのか?

2022年6月1日〜8月15日にb8ta Tokyo - Yurakuchoに出品したANDART。現代アートの巨匠アンディ・ウォーホルの名作《Campbell's Soup I (Pepper Pot)》をはじめ、KAWS、バンクシーなどANDARTが保有する名作の実物をデータとともに展示した。

ANDARTは、これまで手が届きづらかった有名かつ資産性の高いアート作品のオーナー権を1万円から小口で購入し、投資できる「アートの小口投資プラットフォーム」。

“現代アート投資”や“NFT”の切り口を中心に、アート投資はひとつの時代のキーワードになっている。いま「アート投資」が注目を集めている理由として、多くの投資家から他の投資対象よりも、高い成長率が期待されていることが挙げられている。株式や不動産などの銘柄とは異なった値動きをするのも特徴の一つ。資産運用のリスクを分散させてポートフォリオをつくることができるため、世界の富裕層の多くはアートを資産に組み込んでいる。

今回は、株式会社ANDART Marketing Division所属 徳田氏にb8taの活用方法を伺った。


なぜ、出品の場としてb8ta を選んだのか?徳田氏は2つの理由を述べた。

「一つ目はアートをデータと共にみる本展を通じて、アート作品との新たな向き合い方など、アートに関心がある方にも、投資に関心がある方にも、今までのアートの見方と少し異なる小さな発見をしていただきたかったからです。そのため、発見・体験を届ける体験型店舗のb8taさんと相性がよく、店舗でアートを鑑賞するだけではない『その先の体験』を提供出来ると考えました。

二つ目は、7月にANDARTが『アートの小口投資プラットフォーム』として大幅にリニューアルをするタイミングで、現時点でANDARTをご利用いただいているユーザー様だけではなく、なんとなくANDARTを知っている方、アート投資に興味を持っている方など、新しいユーザー層に『アートの小口投資プラットフォームANDART』を知ってもらうためのきっかけを作ることができると感じたからです。」

約1ヶ月半のb8taの活用においての、ビジネスへの波及効果についてはどうか。

「メディア露出が明確に増えました。雑誌『Hanako』さんに展覧会の特集をしていただいたり、フジテレビ系列のテレビ番組『NONSTOP!』で取材を受けることができました。放送された日はその日の登録者が普段の約16倍に増えました。出品期間の2ヶ月半でb8ta経由でのユーザー登録が増えたため2倍ほど伸び、展示を見て興味を持ちオーナー権を購入してくださった方も多く売り上げの向上に繋がりました。」

b8taは来店客のリアルな言葉や疑問をすぐに出品企業に共有する体制を敷いており、今回1ヶ月半の間に1人でも多くのお客様にご体験いただけるよう試行錯誤しながら何度も展示会場のディスプレイの改善を行った。



データを多く収集するためにどのような行動をしたか、以下のように振り返る。

「定性データについては、展示初めは、プレスリリースを打ったりANDARTの会員に告知を行うなどを行ったのですが、週末に店舗を訪れると、絵画を少しみてブースを去ってしまう方が多くいました。そのため、チラシの位置を変えて導線を工夫することで、『絵を鑑賞してもらう』だけでなく、『データのパネルまで見てもらう』など、各鑑賞ステップを体験してもらうために、b8taテスターさんに説明の順番や興味のありそうなお客様をキャッチしていただくようにしました。
定量データについては、初週の初回登録数が伸びなかった際に、『展示会場に設置したiPadでアンケートフォームにメールアドレスを入力いただいてから会員登録してもらう』という会員登録導線が複雑であることが原因だと仮説をたて、店舗iPadでのGoogleフォーム回答はできるだけシンプルにする等のフローの改善を行いました。
その結果、来場してくださった方々に確実に会員登録のコミュニケーションをとることができ、初週は1桁代であった会員登録者数が3週目には5倍以上まで伸びました。」

ちょうどリニューアルのタイミングと重なったこともあり、ユーザーに対するコミュニケーションが大きく変わった時期だった。そこで、「アート投資」という訴求がお客様に与える影響について、b8taのカスタマーサクセスの部署が提出するレビューレポートを確認することで知ることができたことが役立ったという。

「お客様から『アーティスト側にも利益が還元されるなどの仕組みができたら利用してみたい』というお声があり、実際にロイヤリティ分配制度*の導入にも繋がりました。」

*ロイヤリティ分配制度: ANDARTで共同保有で扱う作品について、初回販売価格の3%をアーティストに還元するロイヤリティ制度を導入する制度。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000042284.html


徳田氏が考える、b8taに出品するメリットとは。

「サービスのことを知らない方、少し興味はあるけど始め方がわからない人に対して、寄り添いながらサービスを体験してもらえるリアルな場をつくることができると考えます。
b8taテスターさんや社員の皆様が店舗状況やお客様の声を確実に伝えてくれる点、同じプロダクトを提供している一員のように接客してくださる点が安心できます。
データに基づいたフィードバックをもらえるので、効果的な改善を行いやすく、出品するプロダクトに沿った店舗の提案を頂けます。
今回の場合は『投資サービス』だったため、ターゲット層にリーチしやすそうな有楽町店舗をご提案いただき、狙い通り、仕事帰りの方など投資に興味がある方にご来店いただくことができました。」

今後のb8taに期待することについてはどうか。

「b8taさんのようなプロダクトを体験することを重視した実店舗は大変珍しく、リアルだからこそとれるお客さまとのコミュニケーションを出店側にもフィードバックをいただけるので、お客様の声に沿って改善のPDCAを回すことができます。
普通の展示になるとお客さまの体験は『来店』のみで終わってしまいますが、来店以上の体験をお客様に与えられます。
近年はPC一台で購入ができる時代ですが、私たちのサービスのように、体験いただくことでより魅力が伝わりやすいプロダクトをもっと店舗に導入していくことを期待します。」